こんにちは、Doctor's Fitnessの宮脇大です。

「メディカルフィットネスって、普通のジムと何が違うんですか?」

外来でも、よく聞かれる質問のひとつです。

最近、この言葉を見かける機会が増えてきました。けれど、何をもって「メディカル」なのか、実はちょっと曖昧なんですよね・・。

今日は、メディカルフィットネスとは何なのか、そして普通のフィットネスクラブやスポーツジムとは何が違うのか、お話ししてみたいと思います。

結論から言うと、メディカルフィットネスとは、医療従事者が運営や指導に深く関わる運動施設のことです。ただの「ちょっと医療っぽいジム」ではないんです。

メディカルフィットネスの定義

メディカルフィットネスには厳密な法的定義はありません。ただ、一般的には次のような特徴を備えた施設を指します。

つまり、「健康な人がさらに健康になる場所」というよりは、「持病があったり、体力に不安があったりする方でも、医療の知見のもとで運動を続けられる場所」というのが、メディカルフィットネスの本質なんです。

普通のフィットネスクラブとの違い

ここからが本題です。一般的なフィットネスクラブとの違いを、もう少し具体的に見ていきましょう。

スタッフの専門性

普通のジムにも、もちろん優秀なトレーナーさんがたくさんいます。けれど、メディカルフィットネスでは、医療系国家資格を持つスタッフが運動指導や健康相談に関わります。

「血圧が高めなんですが、どんな運動がいいですか?」「膝が痛いけど、続けて大丈夫ですか?」といった質問に、医療の視点から答えてもらえるんです。

対応できる方の幅

普通のジムは「健康な方向け」の設計になっていることが多く、持病がある方には少しハードルが高い場面もあります。

メディカルフィットネスは違います。

こういった「医学的配慮が必要な方」こそ、メディカルフィットネスの主役です。

個別性の高いプログラム

普通のジムでは、マシンの使い方を教えてもらった後は、基本的に自分で運動メニューを組んでいくスタイルが多いです。

一方、メディカルフィットネスでは、初回に詳細な健康評価(体力測定、医療データの確認)を行い、それをもとにあなた専用の運動プログラムを作ります。

定期的な再評価で、運動メニューも更新されていきます。「この強度でいいのかな?」と迷うことなく、安心して取り組めるんですね。

「指定運動療法施設」との違い

ここで、もう一つ大事な区別があります。「指定運動療法施設」と「メディカルフィットネス」は、似ているようで違う概念なんです。

| 項目 | 指定運動療法施設 | メディカルフィットネス | |---|---|---| | 認定主体 | 厚生労働大臣 | 業界の慣用的な呼称 | | 認定基準 | あり(明確) | なし | | 医療費控除 | 対象 | 対象外 | | スタッフ要件 | 健康運動指導士など、認定基準あり | 施設による |

つまり、「メディカルフィットネス」だからといって、自動的に医療費控除の対象になるわけではないということなんです。

逆に、指定運動療法施設の認定を受けている公共施設(市町村の温水プールなど)は、必ずしも「メディカルフィットネス」と名乗っているわけではありません。

ややこしいですよね・・。

Doctor's Fitnessが連携する施設

Doctor's Fitnessでは、施設を3つのカテゴリでご紹介しています。

Doctor's Fitness連携 指定運動療法施設(最強の組み合わせ)

医療費控除の対象 + Doctor's Fitnessの運動処方箋とシームレスに連携。医療と運動が一気通貫でつながる、現状ベストの選択肢です。

Doctor's Fitness連携 メディカルフィットネス

医療連携の知見が手厚いメディカルフィットネス施設。指定運動療法施設の認定はないので医療費控除の対象外ですが、医療スタッフによる個別性の高い指導が受けられます。

「医療費控除より、手厚いサポートが優先」という方に向いています。

指定運動療法施設(DF連携なし)

厚生労働大臣の認定を受けた、医療費控除対象の運動施設。Doctor's Fitnessの運動処方箋を持参して利用していただけます。全国に多数あるので、お住まいの近くで通いやすい施設を選べます。

自分に合った施設の選び方

「結局、どこを選べばいいの?」と思われるかもしれません。

選び方のヒントを、優先順位の例で示してみますね。

どの選択肢でも、運動処方箋に基づく医学的に最適化された運動を受けられるのが、Doctor's Fitnessのネットワークの強みです。

運動処方箋とは?医師が処方する「運動」が医療費控除になる仕組み の記事も合わせて読んでいただくと、全体像がつかめると思います。

それでは、また!次回は「かかりつけ医に運動してくださいと言われたら」というテーマでお話ししてみますね。